きび酢と料理の活用術
最近糖分や塩分が気になる方、人間ドッグなどで血糖値や高血圧と言われた方、食生活を変えることは出来ていますか?実際にかなり意識をしないと、日本食はこれらが高くなってしまう傾向にあるのですよね。例えば糖分ですが、米や味付けの砂糖などで高くなってしまいますし、塩分も醤油を使用すればおのずと高くなってしまいます。かといって、味も素っ気もない食事なんて生きている実感も無くなるほど嫌なものですよね。
そこでこうした食事内容を簡単に変えられる、魔法のような食材を紹介したいと思います。その食材とは、きび酢です。きび酢はサトウキビから生成されるお酢で、糖分や塩分が高い人には最適な食材です。何故なら、きび酢にはオクタコサノールという成分が含まれており、さらには際立って塩分が少ないお酢だからです。
オクタコサノールは糖分を燃焼してくれる成分ですので、米を始めとして味付けの砂糖から摂取した糖分の燃焼を助けてくれます。もちろんお酢なので余分な脂肪の燃焼も期待できますね。そして強調したいのが、塩分が際立って低い点なのです。これにより、日常の塩分をかなり減らすことができるのです。味自体もまろやかなものですので、醤油の代わりにきび酢をかけることで味気ない食事内容からは解放されますよ。
鶏の手羽元と大根のさっぱり煮込み
□材料
鶏手羽元:10本(鶏モモ肉でもOK)、大根:1/2本、卵:4個、しょうゆ:大さじ4、きび酢:大さじ4、砂糖:大さじ3、みりん:大さじ3、お酒:大さじ3、水:150cc、にんにく:2片、油:大さじ1
□作り方
- ゆで卵をゆでる(お好みで半熟卵)
- 大根を切る。大き目の乱切り、もしくは太目のいちょう切りで。
(電子レンジで5分ほどチンしておくと、時短にもなりますし煮込んだ際に味がしみやすいと思います)
- にんにくをおろす(にんにくチューブでもよい)
- お鍋もしくはフライパンに油を入れ熱する
- にんにくを入れて熱し、香りが出てきたら鶏肉を入れる。少し焼きめがつく程度に
- 大根とゆで卵を入れて、鶏肉となじませる
- 水、しょうゆ、みりん、お酒、砂糖、お酢を入れる
- フタをして中火で15分ほど煮込む。その際、あくが出てきたらこまめに取り除く
- 煮汁が少しになるまで火加減を調節して煮込む
お好みで甘めが好きな方は、お砂糖を多めに入れてもよいかと思います。また、とろみを出したければ、片栗でとろみをつけて下さい。
- お皿に盛り付けて出来上がり
■ワンポイントアドバイス
きび酢は体にもいいですし、お砂糖やみりんなどと一緒に煮込むことでお子様にも美味しく召し上がっていただける料理だと思います。
白菜のゆず風味漬け
□材料
白菜:1/2、大根:細め半分、人参:1/4、ゆず:1個、出汁顆粒タイプ:大さじ1/2、塩:大さじ1/2、砂糖:小さじ2、きび酢:大さじ5
□作り方
- 白菜を千切りにする。できるだけ細かく切る。人参も大根も同じくらいの細さに切る。
- ゆずは皮と果肉を分けて、皮は白菜などと同じように細かく刻み、果肉は後で使うので取っておく。
- すべて切り終わったら、大きめなボールなどの容器に入れ塩を振りかけて手で混ぜる。
- 少し柔らかくなったら、残りの顆粒出汁、砂糖、きび酢を入れてもう一度混ぜる。
- 先ほど残しておいたゆずの果肉の半分を絞り入れる。
- ボールにラップをかけて冷蔵庫で3~4時間ほど冷やしておきます。
■ワンポイントアドバイス
おいしく食べるポイントとしては食べる直前に残りのゆずの果肉を絞り入れると香りが立ってより美味しく召し上がっていただけます。また、人参が苦手な方は彩りとして入れているだけなので大根のみでも食感を楽しんでいただけると思います。また、白菜をキャベツに変えたり、りんごや砕いたアーモンドを入れても美味しいと思います。これからの季節の野菜を使っているので、お正月や人が集まる時の付け合わせなどに簡単に作っていただけるのでいかがでしょうか。